症状
ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞの典型的な症状は
- 突然の発症
- 38℃を超える発熱
- 上気道炎症状(のどの痛み･せき･たん･鼻水など)
- 全身倦怠感(だるさ)･筋肉痛･関節痛などの全身症状
です。
ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞと風邪のちがい
ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞは毎年12〜3月に流行し、風邪の症状を起こす病気の一種で、ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞｳｲﾙｽが感染して発症します。
通常の風邪はのどや鼻に症状が現れるのに対し、ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞは急に38〜40度の高熱がでるのが特徴です。さらに、だるさ･筋肉痛･関節痛などの全身症状も出現します。
また、気管支炎や肺炎も併発しやすく、重症になると脳炎や心不全を起こすこともあり、体力のない高齢者や乳幼児などに感染しますと命にかかわる場合もあります。
予防
流行前に
ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞが流行したら
- 人込みや繁華街への外出を控える
- 外出時にはマスクを利用
- 室内では加湿器などを使用して適度な湿度に
- 十分な休養、バランスの良い食事
- うがい、手洗いの励行
抗ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞ薬予防的投与について
予防的投与の適応は「患者の同居家族又は共同生活者である下記の者」となってます。
- 高齢者（65歳以上）
- 慢性呼吸器疾患又は慢性心疾患患者
- 代謝性疾患患者（糖尿病等）
- 腎機能障害患者
上記対象者以外は適用外です。抗ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞ薬の濫用を防ぐため御了承下さい。
ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞにかかったら･･･
- ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞのような症状を感じたら、カゼだと考えずに， 医療機関を受診して治療を受けましょう。
- 安静にして休養しましょう。睡眠を十分にとりましょう。
- 水分を十分に補給しましょう。お茶， ｼﾞｭｰｽなど、飲みたいもので結構です。
- ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞは感染力が強いので、ﾏｽｸを着用し、また、無理をして学校や職場などに行かないようにしましょう。
当院ではｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞを疑う根拠に乏しい方には迅速検査は行っておりません。
などは対象外としています。
保険診療上、適正な検査を心掛けております、何卒ご承知ください。