熱中症とは
熱中症とは、高温多湿な環境下において、体内の水分及び塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れたり、体内の調整機能が破綻するなどして発症する障害の総称です。
体温を上げないために以下のような仕組みがありますが・・・
- 皮膚の表面から空気中へ熱を放出する。
体温よりも気温が低ければ、皮膚から空気中へ熱が移りやすく、体温の上昇を抑えることができる。
※しかし・・・気温が体温より高くなると、空気中への熱の放出が難しくなる。 - 汗をかき、汗が蒸発するときに熱を奪う作用(気化熱)を利用する。
湿度が低ければ汗をかくことで熱が奪われ、体温を上手にコントロールすることができる。
※しかし・・・湿度が75%以上になると汗をかいてもほとんどほとんど蒸発しなくなる。
気温が28度を超えるような暑い日や梅雨明けなどで急激に気温が上がって身体が順応できていないような場合に、これらの体温を上げないためのメカニズムが破綻すると、体温の過剰な上昇や体内の水分・塩分の喪失がおこり、下記のような熱中症症状を引きおこします。